2度目の転職をします

ブログの方は久しぶりです。 Qiita にはそこそこ書いてましたが、QIita に書いてもあまり個人に評判とかが反映されないなという思いが強まったので、 今後はブログに色々書いていこうかなと思います。 更新も一年ぶり、、頻度あげます、、はい、、

ちょっと前の記事をさかのぼれば 5年前の転職の記事が出てきてしまうのであれですが、 2度目の転職をすることになりました。

どこに行くのはここでは書かないですが、しばらくしたら Twitter で何かしら所属については発言する気がします。 ここでは、転職活動の振りかえりを書きます。

何をしていたか

ITコンサル的な会社にいました。 技術提案、PMO、一次受け開発などをするところで、主に開発やってました。 ここ一年は クラウドネイティブなシステム作るみたいなお仕事をしていて、 IaaS をいかに使わずに 開発と運用を回すかみたいなことに取り組んでました。 ほぼすべての技術構成を自分で決めて検証して、チームメンバで一緒に作る毎日は中々に楽しかったです。

他には社内で勉強会やら研修資料やらを作ったり。 Git や Java8 関数型プログラミング の研修資料を作り、それを新人研修のカリキュラムに組み込んだのは、 開発環境をモダン化していく上でよい仕事をしたなと自分でも思います。

どうして転職しようと思ったか

色々と考えましたが、まとめると転職で望むことや条件は次の3つになりました。

  1. サービス開発をやりたい
  2. 収入を増やす
  3. グローバルな環境(英語)

サービス開発をやりたい

今の職でも前職の SIer でも開発はやりますが、自社の事業としてのサービスを作っているわけではなく、基本的には受託です。 そうするとサービス開発の一部にしか携われないなと。 幸いにもアーキテクチャを作るような重要部分を任せていただくことは多かったです。 一方で企画段階だったり、あるいはサービスロンチ後にログや利用動向などをみてサービスの改善を図っていったりだとか、 改善をしていくことを前提とした設計だとかに携わることはあまりありませんでした。

サービス開発は作って終わりではなく、作った後も継続して改善が必要だと思っています。 どちらもやってこそ見えてくる境地があるだろうし、単純に自社サービスをやって得られるデータを扱う事には純粋な興味がある。 あとは大規模サービスはどうやって大量のトラフィックやログをさばいているの?とかも気になるしやってみたい。 事例公開はあるにはあるけど、本当のところは外からじゃわからない。

そういった思いがあり、事業会社でサービス開発に携わりたいと思うようになりました。

収入を増やす

幸いにも業界の平均よりも多めの給料はもらっていたと思います。 実際、転職活動中、今より収入を増やしてくれる会社はほとんどありませんでした。

とはいえ、収入が十分かどうかは家族構成や環境なんかで大きく変わりますし、 何かあった時の備えや貯蓄・投資もしたいし、ちょっと贅沢もしたいものです。 定年まで右肩上がりで給料が上がって、年金もばっちりもらえるなんてのは幻想だと思っているし、 今のうちに稼げるだけ稼いでおきたい。

そんなわけでもう少し収入を増やせないか、あるいは副業などの自由な働き方ができる会社がないかを考えるようになりました。

グローバルな環境(英語)

開発者としての地位と幅を上げていくためには、積極的に海外の情報を仕入れたり海外の人との交流が必要だなとひしひしと感じるようになりました。 仕事でも仕事外でも英語ができないと単純に辛かったり、歯がゆい思いをすることが増えました。 例えば、目の前に Java チャンピオンがいるし聞きたいことがあるのに、上手く話せなかったみたいなことがありました。

今の30,40代は、ギリギリで日本語だけで仕事ができる世代だと思っていて、 今後は英語ができないといい仕事にありつけないんじゃないかと思っています。

そんなわけで、英語を学べる・使える環境に身を置きたいなと考えるようになりました。 自分で英会話やればいいじゃんというのもその通りなんですけど、仕事で使わざるを得ないならやらざるを得ないだろうと。

上の3つの条件のうち最低でも2つを満たせるところに行こうと考えました。

転職活動でしたこと

大体一年くらい活動をしていました。

やったことは次の通りです。

職務経歴書(レジュメ)を書く

2度目の転職なので職務経歴書は元々ありましたが、 今までの経歴を振り返って最新化しました。 ただただやったことの羅列にならないように、 自分が主体的に行ったことのアピールを盛り込んだり、 重要でないことは削ったりとメリハリをつけるようにしました。

どうやって書いていいかわからないというのであれば、 転職ドラフトとか Moffers とかに申し込んでレジュメを書いてみたらいいと思います。 第三者にレビューしてもらえるので結構有用でした。

あと、前述した3つの条件にかすらない企業に当たってもしょうがないので、 自分の転職する条件は最初に書きました。 はっきり書いてある分、企業側の人も重視して見てくれたと思います。

企業との接点を増やす

転職系のサービス(転職ドラフト、moffers、Paiza、findy, folkwell、Bizleach、Linkedin)などはあらかた登録しました。

特に理由はないのですが、エージェントは登録しませんでした。 エージェントとのやり取りが面倒だから、レジュメを登録して企業側からのアクションを待ちたいみたいな心理が働いたのかもしれないです。 (事実結構忙しかった)

色々なサービスに登録したせいか、スタートアップ、ベンチャー、大企業、外資など色々なところから声をかけていただけたなと思います。 何社かの人にも実際に会いに行きました。

転職目的ではなく自身の習慣としてですが、Twitter ではいろんなエンジニアの方をフォローしているので、自然と採用に関する情報も入ってきました。 採用説明会を開くなどの情報が入ってきて気になる会社があれば、申し込んだりもしていました。

他には勉強会の参加などもしていました。 勉強会の参加履歴から企業側が興味を持ち、声をかけてくれたこともありました。 ただし、採用目的で勉強会に参加してもつらいだけなので、そこはあわよくば程度に考えましょう。

Qiita を書いたりもしていたので、企業側からは技術習得に熱心な人みたいな印象を持たれることが多かったように思います。 仕事での仕事外でもアウトプットをしていることは採用の評価に大きく影響すると感じます。

レーニン

外資系やベンチャーではコーディングテストが出ることが多いです。 CS 知識を問うものも多く、最低限以下の内容は押さえておかないとスタートラインにも立てないです。

  • データ構造(連結リストとかスタックとか木とか)
  • 探索、ソートのアルゴリズムと計算量
  • 幅優先検索とか深さ優先検索とかDPとか
  • 再帰

他にも Linux やネットワーク、HTTP の基礎的な知識を問われることもあるし、非常に高度なアルゴリズムを適用しないと解けない問題などもあります。 私自身は活動を始める前から Paiza をやったり、アルゴリズムの本を読んだりしていました。

活動を終えてからしりましたが、外資向けのコーディング試験対策としては、

leetcode.com

などが有名なようでした。 いずれにせよ、普段書いているプログラムとはちょっと趣向が違う課題が多いので、 対策はしておいた方がよいと思います。 どこまで対策するかは、その会社がどこまでの技術レベルを求めるかによるので一概には言えないですが、 凄腕の技術者が多い会社であればそれだけ採用試験は難しいとみていいと思います。

面談・面接

大体の場合、仕事で何をしてきたかが問われますので、ちゃんと自分がやってきたことをアピールできるように、 仕事で自分が主体的に取り組み工夫してきたことを自分の言葉で話せるようにしておきます。 10年以上この業界で働いていますので、自分のスキルをちゃんと自分で語れないようでは、採用したいとは思ってはくれないでしょう。

転職をしたらどうなりたいか・何をしたいかも大体聞かれます。 1年後、5年後のなりたい自分とキャリアプランを考えておくといいと思います。

また、前述の3つの条件については早めに話すようにしました。 なので給与レンジなどはカジュアル面談の時点で聞くようにしていました。 オファーの段階になって希望年収を下回るというのも時間の無駄です。

それに、企業側の人もお金の話をしても嫌な顔はしませんでした。 むしろ外資系の場合は先に、幾らぐらい欲しいの? と聞かれました。 特にエージェントを介さない場合、年収交渉は自分でやるしかないので、 お金の話はきちんとしたほうがいいです。

結果

何社かの人はカジュアル面談に伺い、お話を聞かせていただきました。 3つの条件以外にスキル的なアンマッチもあったりして、採用プロセスに進もうと思ったところは正直そんなになかったです。 これは正直なところ、忙しかったから受ける会社は厳選したいという思いもありました。

数カ月にわたって7,8度の面接を行って落ちたところもあり、その時は正直だいぶへこみました。

その後、たまたま Twitter を見ていたら某企業が採用説明やる情報を見つけて、 採用説明会に行き、興味があったので、申込、コーディングテスト、面接2回で内定と半月くらいであっさり決まりました。

面接の帰りに近くの店で餃子食べてたら、電話かかってきて内定の連絡だった時は正直笑いました。 自分の上げた3つの条件をすべて満たせるところだったので結果的には良かったと思います。

今後について

すごい人ばかりいるところなので、「俺より強い奴に会いに行く」という気持ちです。 入社は年初となりますので実際に入ってみてどうだったかは、試用期間が過ぎる頃にまたレポートしようと思っています。

転職はゴールではなくスタートなのでこれからも頑張っていかないといけないですが、今後も設計とプログラミングの間で生きていく所存です。 今後ともよろしくお願いします。